SEO担当者100人にお仕事を聞いた話

Webとかの話
この記事は約3分で読めます。

※これは、「WEBやデータ分析に関する投稿をみんなでしてみよう Advent Calendar 2021」の21日目の記事かつ、ISM LT祭り2021の補足記事です。

今回は、事業会社でSEOに従事している担当者が、2021年の年末時点でどのような業務を行なっていて、なにに課題を感じているのかをアンケート調査を通じて紐解いていこうと思います。

1割はひとりSEO担当

今回、回答してくださった方の所属チームの人数です。50%以上が2〜5名のチームという結果に。また、13%はひとりSEO担当ということで、ISMのような交流の場はとても重要ですね。

続いて、SEO担当者が関わっている業務について。

「現状分析・モニタリング業務(69%)」および、「コンテンツの企画・仕様作成(59%)」「コンテンツの制作進行・管理(48%)」が多く、コンテンツの制作に関わることをされています。

また、リンクビルディングをされているという方が13%という結果に。2021年のリンクビルディングは気になるところです。

続いて、外注しているお仕事について。

社内で実施している業務と連動して「コンテンツの制作・執筆(31%)」「コンテンツの企画・仕様作成(26%)」「コンテンツの制作進行・管理(26%)」が多い結果に。一方で、外部に委託している業務はないという方が24%という結果でした。

SEO担当者の仕事はSEOだけではない?

SEO専業という方は、2%という結果に。ウェブ解析やサイト改善を兼務している方が多いようです。また、検索経由以外の集客チャネルの運用を行なっているという方も結構いらっしゃいました。

一方で、CRMやMAの運用、導入に携わる人は少ないようです。松野さん曰く、「CRMの領域はコンテンツと密接に関わってくるので、少ないのが驚き。関わる人が多くなると面白いのでは?」とのこと。自分もMarketing Opsの視点で、面白いなあと思う点でした(いつか記事にしたい)。

続いて、SEOの効果、課題について。

何かしら効果を感じているという方は、全体の68%、内訳としては「順位状況」や「検索エンジン経由の流入」で効果を実感している方が多いようです。

9割弱が課題を感じている

「課題を感じたか?」という質問に対して、87%の人が「課題を感じた」「どちらかというと課題を感じた」を選択。多くの人が何かしらの課題を感じている状態です。

SEOは不安が付きまとう感覚は理解できますよね、という個人の感想。

さらに課題を深掘りしていきましょう。

まず、課題の筆頭に挙げられたのが、「SEOの目標設定の仕方(84%)」や「施策の効果検証、評価(83%)」でした。SEOを生業とされている方ならイメージできると思いますが、どのような施策がどのくらいの期間でどのような効果がみえるのかがわかりにくく、このような結果になっていると考えられます。

一方で、「SEOに伴う開発を行うための人員確保(69%)」や「外部パートナーとの連携、コミュニケーション(67%)」で、相対的に課題と感じていない人が多いようでした。

まとめ

LTではこんな感じのまとめとさせていただきました。

アップデートの発表に一喜一憂しつつ、周辺業務も実施しながらSEOに取り組む担当者の多くが、何かしらの課題を感じているという事実が見えてきたと思います。この仕事をしていることで、常につきまとう不安を誰かがきっと共感してくれると思いますので、ぜひ、ISMにご参加お願いします。

そして、あの場では言えなかった「検索行為、検索体験は好きだけど、SEOやるとしんどいから、好きって言えないな」っていう独り言で、シメさせていただきます。